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ランナーズハイ [Runner’s high]

長い時間走るなどの激しい運動をしている時に、脳下垂体から分泌される脳内で機能する神経伝達物質の一つであるエンケファリンまたはエンドルフィン (Endorphin) によって苦痛が軽減されること、またはその状態をいう。

ランナーズハイは、マラソンやジョギングなどを開始してまもなくは苦し時期が続き、走っていると次第に気分が良くなってくる現象が起こることを言いますが、泳いでも当然起こります。

この苦しい時期を「デットポイント」といい、体内の酸素の、需要量と供給量のバランスが悪くなって苦しくなります。人間の脳には強い痛みやストレスを感じると、脳下垂体から一種の麻薬物質が作られます。この物質には人間の感じる痛みやストレスをやわらげる作用があります。

つまり、運動を開始して「苦しい」と感じるとこれらの物質が分泌され、ランナーズハイという現象が起こることになります。

ちなみにこのエンドルフィン、出産の時には通常の6倍の濃度になって、出産の苦しみを和らげるはたらきもします。

[更新日]2006/09/13