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心と体を健康にする

若返りホルモンのマイオカインを分泌させる

マイオカインは筋肉で作られるホルモンです。筋肉を鍛えるのに効果的な場所と言えば、太ももとかふくらはぎです。その筋肉を動かして常に新しい筋肉を作り続けて、マイオカインを分泌させます。

マイオカインを増やすのに高負荷の筋トレは必要ありません。トレーニングをすればするほど分泌されるというものではないらしく、低負荷のスクワットかストレッチでも十分で、一度に高負荷の運動をするより、低負荷の運動を毎日続けるのが効果的です。

このような負荷をかけた筋肉の修復には、たんぱく質が必要です。プロテインが便利ですが、おすすめは牛乳です。運動した後30分以内に摂るのが効果的です。毎日のストレッチとストレット後の牛乳これがポイントです。

20世紀の始め「ビタミン」の発見は医学を一変させましたが、医学が進んだ現代においても、驚きの物質が次々と見つかっています。筋肉から見つかっているマイオカイン(筋肉が分泌するホルモンの総称)もそのひとつで、30種類以上あるのうちの大部分は、何の働きをするのか良く分かっていません。

骨格筋から分泌されるこの物質は、糖尿病、認知症、動脈硬化、そしてがんをも防ぐという効用が分かってきて、いま医学者や科学者が注目しています。

マイオ(筋肉)とカイン(作動因子)の合成語で、筋肉が分泌するホルモンの総称であるマイオカインは、激しい運動ではなくても、筋肉を伸ばし、収縮させるだけで分泌される物質です。

ホルモンといえば甲状腺や内分泌腺などから出るものという考えが主流でしたが、1990年代になって次第に内分泌器官としての「筋肉」が注目されるようになり、それが様々な病気と密接な関係を持っていることも明らかになってきました。

骨格筋が体重に占める割合は約40%もありますから、筋肉がホルモンを分泌することが分かってからは、最大の内分泌器官ということになりましたが、医学者や科学者がマイオカインに注目する理由はそこにあります。(出典:週刊新潮)

[更新日]2018/12/22