アクアエクササイズとスイミング 水泳用語辞典 スイミングテクニック スポーツクラブと室内プール

よくある疑問や質問

足を痛めた時の水中運動のやり方は?

Questions:アキレス腱炎と足低腱炎膜症と診断され水中ウォーキングとアクアビクスに週2回始めました。はじめはとても足の調子が良く,運動できる楽しさで一杯でしたが,次第に踵に痛みがでてきてプールはお休みしています。踵や足の裏を痛めている場合は,ウォーキングより水泳のほうが足に負担がなく良いのでしょうか?

Answers:お考えの通り,水中ウォーキングやアクアビクスより泳いだほうが足の負担が少ないのは明らかです。水中ウォーキングでも水中では体重の十分の一程度は脚で支えなければなりませんし,アクアビクスは動き回るので,泳げるのでしたら泳いだほうが脚をあまり使わなくて済みます。しかし,キックをしない(足を動かさない)で泳げる方は,そんなに多くはないと思われます。

そこで,足を動かして痛くない場合でも,炎症があるうちは水中ウォーキングなどでも静かに軽く動くのがいいと思います。水中でも立ってするアクアビクスなどは極力控えて,痛まない腕や脚をマシーントレーニングで鍛えるなど,水中と陸上とを泳ぐこととという両方を考えて,トレーナーに相談して進めてみてはどうでしょうか。

水泳は筋力アップを目的とした運動には不向きですが,体重を支えずに運動することがきる上に,運動しながら普段使うことのない拮抗筋を,無理なく鍛えることができるという利点があります。

また水中運動をするのでしたら,水中に痛みのない方の片足で立って,痛みの出ない方向にゆっくり数回動かし,少し休みながら何セットか繰り返えします。感覚としては,物足りないくらいゆっくり,抵抗を感じない程度で動かすのがコツです。痛みのない部位を動かすことによって,痛みのある部位の筋力やインナーマッスル(拮抗筋)を補強するのが今の状態ではベターだと考えます。

[更新日]2017/06/29