Questions:喘息の担当医に水泳を勧められています。副鼻腔炎もあるので,水泳はよくないという医者もいれば,逆に鼻が洗われてよいからと勧める医者もいます。何かよい方法は?
Answers:鼻の中が洗われると炎症が改善するとは思われませんが、お医者さんに勧められたらやってみて,しばらく様子を見るというのがいいと思います。喘息のほうは完治することはないので症状を改善するしかありません。症状を和らげるには,呼吸筋を鍛えるには水泳が最適です。
胸まで水につかれば,誰しも息苦しく感じますが,これは水圧で胸が圧迫されるから感じるのではなく,水中で胸郭が上がることによって息苦しく感じることにあります。水中では胸郭を意識して下げるように息をはかないと,息が吐けないのです。これが息苦しさを感じることにつながっているのですが,この時に働かせる筋肉が呼息筋で,この筋肉を鍛えると喘息の症状を改善できるといわれています。
そこで,水泳は二の次にして,水に慣れることから始めてみましょう。
- 泳げないならビート板を使ってキック練習だけをする。
- 単調で飽きたら水の中を歩いてみる。
- プールに入る前と上がった後にシャワーで温冷交替浴をする。
- できたら自宅で,入浴の最後に塩でマッサージをする。
※ 1~2は,息が弾む位の強度を20~30分続ける。
※ 3は,あまり勧めると,プール管理者に怒られます。
※ 4は,荒塩で皮膚をマッサージするが,様子を見ながら少しずつやる。・・・慣れてきたら水泳の練習をします。
プールから上がってくるオバ様たちを見てください。お肌ツヤツヤでとてもエネルギッシュです。サウナから出てくるのを見ると,頬をピンクに染め,恐ろしいくらい元気に見えます。
若いあなたなら,さらにピカピカになれるはずです。最低でも週2回,曜日が変わっても続けることが何よりも大切です。