動物は歩くのと同じように、足の裏で水を蹴り、手と足を交互に動かして泳ぐ、この犬の泳ぎ方に似た泳ぎ方を「犬掻き(いぬかき)」という。
足の甲を使った水の蹴り方をヒューマンキックといい、足の裏を使った「犬掻き」のような蹴りをアニマルキックといいます。
四本足の動物は、陸上の状態で水に入れるので、陸上の状態の動きで泳げ、呼吸も無理がありません。さらには、水面上に鼻が出しやすいため、ほぼ陸上で歩いたり走ったりする時と同じように呼吸できます。
これに対して人間は、陸上で立っているときと水に入った時では、からだの重心の位置が違うために、からだのバランスが取りにくく、泳ぎを覚えないと泳げないといわれています。