どんな泳法より最も速く泳げる泳法で、メドレーリレーでは、背泳ぎ、平泳ぎ、バタフライ、以外の自由形(Free-style フリースタイル)で使われ、またフリーリレーや単独の自由形種目で使われる泳ぎ。
両手で後方に交互に水をかき、両足を交互に上下にキックして泳ぐ。足と手のバランスと泳ぎのタイミングの違いによって、6ビート、4ビートクロスオーバー、2ビートなどに分けられます。
18世紀後半、アーサー・トラジオン(John Arthur Trudgen)が、南アメリカに旅行した際に見た原住民の泳ぎにヒントを得、平泳ぎのように同時ではなく、片方ずつ腕を掻く泳法によって、平泳ぎよりも速く泳げることを見出しました。
クロール(Crawl)とは本来「はう」とか「ハイハイする」と言う意味ですが、水面を這うように泳ぐことからこの名前がついたものと思われます。
そのクロールという名の泳ぎが登場するのは、オーストラリア原住民がカエル足ではなく、バタ足で泳いでいるのを見た、リチャード・キャビル(Richard Cavill)によってトラジオン・ストロークが改良され現在の泳ぎに近い泳ぎとなりました。
クロール
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