「揚力は圧力だけから発生し、抗力は圧力と粘性力の両方から発生する」という定理があります。プルの動作でより大きな揚力と小さな抗力を得るためには、手首を柔軟にしたプルパターンをする必要があります。
優秀な水泳選手のジグザグのプルパターンは、揚カを生かしたプルパターンを象徴していて、手のひらで後方に押された水は、そのまま動き続けようとします。
一旦動き出した水を同じ方向に押し続けたままでは、大きな推進力を継続的に得ることはできません。
そこで、リラックスした手首の動作と柔軟性を保ちながら、指先で動かない水の圧力を感じるくらいの感覚で水を押し続けることで強力な推進力を得ることができます。