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プール施設の用品用具と安全

運動用具のチェック

水着をキチンと身につけているか,スイムキャップをかぶるときは忘れていないか,ゴーグルをする人はひもなどがしっかりしているかなどをチェックします。ビート板も破損していたり,欠落していないかみて見ましょう。重大な事故につながるようなことがあってはたいへんです。

そして何よりも重要なことは,それらの用具の減菌管理です。特別の管理をしている場合以外は,必ずシャワーのとき,用具類も一緒に洗う習慣を身につけましょう。また日本の公共プールは,用具の使用を大幅に制限している場合があります。トラブルを起さないように,係員に事前に確かめておくのが無難です。

スイムゴーグルとスイムキャップの選び方

スイムゴーグルは大きく分けて,一般用と競泳用に分けられます。競泳用は水の抵抗をできるだけ小さくするためにレンズも小さく,レンズの縁のクッションがないものもあります。これに対して一般用は競泳用に比べてレンズも比較的大きく,レンズの縁に着いたシリコン素材のクッションもしっかりしていますので,長時間目につけていても縁のあとが着きにくい構造になっています。どちらを選ぶにしても実際につけてみて,自分の顔の骨格にフィットするものを選びましょう。

レンズの色は使う場所や気分で選ぶのも良いでしょう。特に好みがない場合は,透明のクリアやグレー,ブルーなどが無難です。室内でも明るく快適な視界が確保できます。あと,イエロー,オレンジは気分を変えたい時などに。屋外プールで強烈なまぶしさを抑えたいときにはミラー系がいいと思います。

スイムキャップは「シリコン」「メッシュ」「テキスタイル(水着素材)」の3種類と良いところを組み合わせた表面がシリコンで裏が水着素材のものがあります。シリコン素材は伸縮性があり頭にフィットして水の抵抗も少ないことから,競泳から一般のスイマーまで幅広く愛用されています。

メッシュ生地は水を通し通気性も良いことから,激しい練習や運動をするときにもムレなく,水の冷却効果で頭は快適です。しかも安価で購入できます。水着と同じ生地のテキスタイルは,あまり頭を締めすぎずに,水着とコーディネートできることも利点です。

[更新日]2017/04/02