近年食物の成分分析が盛んに行われ,新に発見されたものや見直されたものまで,健康志向の高まりで栄養素の話題が,マスコミにも盛んに取り上げられています。しかし,この変な健康志向は,カロリーの取り過ぎと栄養の片寄りの問題です。食事は普通にバランス良く食べていれば,何の問題も起きないはずなのです。
健康を意識するときは不健康であり,ダイエットをしようと思うのは,体形が変わってしまったことに気づいたときです。ダイエットしても痩せないので,よく「運動もしましょう」というのですが,ナマッた身体にそんな理屈は通用しません。運動をすると食欲がわいて,さらに肥ってしまうことになりかねません。普段は偏食と暴飲暴食をしていて,急に飲み物や食べ物を替えたからといって健康になるわけはないのですが,まっ!気分も大切ですから・・・少しは考えておきましょう。
トウガラシに含まれる辛味成分である「カプサイシン」には発汗作用があり,脂肪の燃焼を促進してくれというので,辛い食べ物が流行り(いまでも?)ました。街の飲食店でおネエさん達が,丼にトウガラシをドッサリかけて食べている(そんなに食べたらもっと肥るのに~ッ)のを良く見かけました。これではサウナに入ってひと汗かけば,酒が抜けたと思っているオヤジと同じで,辛くて汗が出れば体重が落ちると勘違いをしているようなものです。
そうそう。「運動を効果的にしてくれる飲み物」・・・でした。joes(私)は加糖の缶コーヒーが好きなので,運動前によく飲みます。お腹が空いてなければ,無糖のコーヒーや紅茶,緑茶が良いのではないでしょうか。これらに多く含まれているカフェインは,交感神経などに働きかけて脂肪を燃やしやすくしてくれます。これを飲んで運動するから水を飲むより痩せた気分になれるのですから,くれぐれもコーヒーにサンドイッチを付けないように。。。