バタフライの呼吸動作は、スムースな腕のリカバリーを妨げないで、ボディポジションにも極力小さな変化しかもたらさないものでなけれぱなりません。
そのためには、水上に上げ下げする頭の動きを最小に押さえる必要があります。水面に顎を上げて息を吸うときは極力アゴを水面に残し、頭を水面下に入れて息を吐くときはに、目は垂直に下を見て極力水平を維持します。
吸気のために頭を上げるタイミングは、腕のリカバリ_と調和がとれることが重要です。頭の動きは次のような順序で表すことができます。
- 吐息が終わりに近づくと、アゴを前方そして上方にあげ始める。このとき、手はキーホールプルの内側へのス力ーリングを始めます。
- 呼気は、手は互いに近づくポイントから、フォロースルーを始めるポイントの間に行います。
- 手がフォロースルーを完了するとアゴを下げます。呼吸の動作は腕が水中からリカバリーを始めるまでに完了します。呼吸が完了するとき、目はプールの底をみつめているべきです。
注:頭を上げるのがフォロースルーと同じくらいに遅れて行なわれても、アゴを下げるのは、腕のリカバリーが始まり次の動作に移る前に始められなければなりません。
よく見られる欠点
呼吸を行うののが遅すぎる
アゴを上げるのが、手がフォロースルーを終えてからだと、呼吸をするのが遅すぎてしまいます。この時点で頭が上がると、リラックスした状態でリカバリーできず、ストロークのリズムをも狂わせてしまいます。
頭の上げすぎ
暖気のと劃こ頭を高く上げすぎると、ヒップが沈み始めボディポジションが変わってしまうことがあります。
バタフライについて
水泳の記録から見ても、バタフライはクロールについで2番目にスピードのある泳ぎであることが分かります。速いスピードで泳ぐときには泳力を必要としますが、効率的な泳ぎをマスターすることで、他の三泳法と同じように楽に泳ぐことも難しいことではありません。