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バタフライのプル

バタフライのプルパターン

平泳ぎと同じように、バタフライのプルパターンもスカーリングによる推進力を得ます。

入水した手が水をキャッチすると、指先でキーホール(鍵穴)を描くように水中を移動し、直線の少ない曲線のうねうねしたパターンを描くようにします。このバタフライのプルのパターンをキーホール・プルと呼んでいます。

プルパターンは、外側へのスカリング、内側へのスカリング、そしてフォロースルーの3つの部分に分けることができます。はじめの二つの部分では手は平泳ぎと似た楕円のパターンを描きます。そして、手が胸の前で近づいたあたりからもう一度外側へスカーリングを行い、ヒップをこえるまで手はしっかりと後方に伸ばします。

外側へのスカーリングは、手のひらを外側開き、角度をつけて開きます。次に内側へのスカーリングは、ヒジは高く保たれたまま両手を肩のあたりまで近づけます。

このポジションにはバリエーションがありますが、最後のフォロースルーを効果的に行うためには、内側へのスカーリングは、大体胸の下あたりで完了しなければなりません。内側へのスカーリングの終了はほとんと両手がタッチするくらいにまで続けられます。

その後、フォロースルーは両手が外側へ回転し、ヒップを越えるまでしっかりまでしっかりプッシュします。

最も効果的なバタフライのプル・パ夕ーンは、プルを通じて手のひらの角度が変化することです。つまり、手のひらが常に水圧を感じるように動かし、水圧の変化を感じ取りながら強いプルを維持することによって、安定した強い推進力を生みだすことができるのです。

[更新日]2017/09/05