ワッツ(Watsu)とは、水中指圧(Water-Shiatsu)の造語。米国人ハロルド・ダールによって考案された、2人組になって行なう水中リラクゼーションプログラム。
ワッツは、西洋的な水中理学療法の考え方に、東洋的な指圧マッサージと禅やタントラ哲学(インド)のエネルギー感などを融合したものだと言われます。
からだのツボを手で押す指圧ではなく、メリディアン(指圧でいう経脈に当たるもので、生命力や呼吸力などのエネルギーが流れている道筋)でのエネルギー腺を刺激するストレッチ動作を水中でおこないます。ワッツを行なう側は水中に立ち、両手を使って受ける側を浮かせます。
主に水中でのストレッチが効果の出やすい脊椎を引き伸ばしたり、捻ったり、回したりする連続的なストレッチ動作を行ないます。ワッツを受ける側を水に浮かせてることにより、脊髄神経にかかる様々な圧力を軽減し、脊椎とその周辺の筋肉が弛緩され、内臓機能の働きが活発になります。