水球の試合の重い反則のことをパーソナルファウルという。パーソナルファウルはエクスクルージョンファウル(Exclusion foul)とペナルティーファウル(Penalty foul)があり、犯した位置や状況で異なる。1人のプレイヤーが1試合にパーソナルファールを3回犯すと「永久退水」となり、それ以降は、その試合には出場できなくなくなる。
エクスクルージョンファウル [Exclusion foul]
エクスクルージョン(排除)ファウルを犯した選手は「退水」となり、オーディナリーファウルと同様、相手チームにフリースローが与えられる。
エクスクルージョンファウルとは、重い反則のことで、主に次のような場合にファウルとなります。
- ボールを持っていない相手を沈めたり、引戻したりして相手の自由を奪う行為。
- フリースローを妨害する行為。
- ゴールキーパー以外の守備側の選手が、攻撃側選手のシュートを両手でブロックしようとする行為。
- 故意に相手を殴ったり蹴ったりする行為。
- 審判の指示に従わなかったり、審判を侮辱するような言動や行為。
ペナルティーファウル [Penalty foul]
- 5mエリア内で、相手の得点となりそうな攻撃を反則によって阻止する行為。
- エクスクルージョンファウルを犯したプレイヤーが故意に競技を妨害する行為。
- ゴールを沈めて、相手のシュートを防ぐ行為。
- 5mエリア内で、故意に相手を殴ったり蹴ったりする行為。
5mエリア内のエクスクルージョンファウルは多くの場合ペナルティーファウルとなり、相手チームにはペナルティースローが与えられます。ペナルティースローは、チームの1人がゴールから5mの位置でボールを保持し、ゴールキーパーはゴールライン上で構えた状態から、審判の合図でシュートをするこができます。
ペナルティーファウルを犯したプレーヤーは退水にはなりませんが、パーソナルファウルが記録されます。