ターンまたはゴールで手が壁にタッチする時に、泳ぎのスピードとタッチのタイミングが合わずに、少しからだが伸びた状態で壁にタッチすること。
スピードが乗っている時に合わせて壁にタッチできずに、スピードが落ちた状態で壁にタッチすると「手が流れた」ように見えるところから、「タッチが流れる」などと表現します。
ロンドンオリンピック競泳、男子200メートル平泳ぎ決勝で、北島選手が立石選手に負け4位でゴールした時のことを「タッチが流れた」と元メダリストがコメントをしました。
間違いでないと思いますが、北島選手は目いっぱいで余裕がない状態でタッチしていますから、流れたのではありません。
これに対して、立石選手は力に余裕があったので、ジャストでゴールしています。これを「タッチでかわす」と言います。