クロールに限らず、水泳の呼吸はリズミ力ルに行われなければなりません。
そして、ス卜ロークのどの時点においても、息をこらえるべきではありませんが、息を楽にするためにはちょっとした工夫も必要です。
呼吸は片方の肩が上方に回りながら顔を横に向け始めます。このとき天井を向くほど、意識して顔を水上に出す必要はありません。
水面に対して両肩の線が45度近くになったら、鼻と口の周りの水を飛ばすつもりで、水面近くで息を強く吐き、その反動で一気に息を吸います。
水を飛ばす要領は、片手で手と口を覆って強く息を吐いた時に、空気圧を感じる範囲の水を飛ばすつもりがいいでしょう。
身体が息を吸ったあとは、肩の線が水平に戻るのに合わせて、顔を水中に戻します。
顔が水中に戻ったあと、手が呼吸した側の入水し、肩の線を通過するまでの間、鼻と口から息を少し吐きます。
しかし、手が肩の線を通過した後も息を吐き続けると、苦しくなりますから注意してください。