あおり足はシザース・キック(Scissors kick)といい、足の甲と足の裏で水をははさんで推進力を得る。日本では「はさみ足」ともいう。
日本泳法で使われることが多く、小堀琉、神伝流、水府流などがこの「はさみ足」を用います。
横泳ぎ(のし)では、上の足の裏と下の足の甲で水をはさみますますが、逆に上の足の裏と下の足の甲ではさむのを「逆あおり」といいます。
「逆あおり」は遭難者を泳いで救助するときに使いますが、泳力がある者でも二次遭難の危険を伴うことから、水難救助は泳がないで助ける方法を考えることを付け加えておきます。