水に落ちて死にそうになること、または水に落ちて死ぬことを「溺れる」という。
水の中でもがいている状態は、死んだわけではないので正確には「溺れた」とは言わないで「溺れかけている」という。
スイミングスクールなどで、一般に水中で「もがいている」のと「ふざけている」のとの区別がつかないくて、「溺れかけている」のに見過ごしてしまう指導者がいたりします。
溺れたという結果が問題なのではなく、溺れかけた時にしっかり対処して欲しいものです。
水難事故
川や湖で溺れた人を見つけたら「上着を脱いで水に飛び込んで救助に向かう」というようにかっこよくいきたいのですが、これはたとえ肉親でも「やってはいけない」救助の仕方です。
子供が溺れていたら親は後先を考えず助けようとするのは当然ですが、助けようとした大人が溺れてしまいます。残酷でも少し静かになるのを待つか、浮く道具を身に着けて救助にむかうべきです。
冷静になれば、水に入らずに助ける方法は結構あるものです。飛び込まないで助ける方法を一度学んでおくことをお勧めします。