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水に共通する用語

減圧症 [Decompression disease]

減圧症(げんあつしょう)は、潜水病、潜函病などと呼ばれ、高圧環境において血液や組織中に溶けていた窒素が、その後の減圧によって血管内や組織内で発生した気泡が、さまざまな炎症や痛みを引き起こす症状をいう。

空気は主に窒素と酸素から成り立っていますが、高圧下で酸素を過剰に酸素分子を吸いこんでも、体内に蓄積されることは内反面、窒素分子は血液や組織に蓄積されます。

水中から急に浮上したりして外部の圧力が下がると、たまっていた窒素をすぐに吐き出すことができずに、血液中や組織内に気泡となって現れます。この気泡が膨張して組織を傷つけ、さまざまな器官内部の血管を直接ふさいだり、血栓ができることになります。

このような血管の閉塞は、痛みやさまざまな症状を起こすことになり、気泡は炎症も引き起こし、筋肉、関節、腱の腫れと痛みを伴うことになります。

[更新日]2006/07/11