パラ競泳の選手にタッチやターンのタイミングを教える補助者を言う。
日本では釣竿などの先にスポンジを付けたタッピングバーと呼ばれるものが多く使用されています。そのタッピングバーでタップ(軽く体をたたく)することから、タップする人をタッパーと言います。長さや形状に決まりはありません。
視覚障がい選手はプールの壁を視覚で確認することができず、壁にぶつかってケガをしてしまう恐れがあります。スタートやターンサイドに立って、ターンやゴールの直前に長い棒(タッピングバー)で選手の身体をタッチすることで壁が近づいているのを選手に伝えます。
決め手はタイミングです。選手をタッチするタイミングは壁に近づきすぎても遠すぎてもダメです。選手とタッピングする側(タッパー)の呼吸を合わせなければ、ターンやゴールでタイムロスをしてしまいます。
また必死に泳いでいる選手を軽くタッチしても気づかれないことがあり、タッチする強さと場所も重要となります。そのため、選手とタッパーは日々の練習からコンビネーションを磨き、レースで最高のパフォーマンスを発揮できるように取り組んでいるのです。