Aquatic入門【アクアエクササイズとスイミングのポイント 水泳用語辞典 全国屋内プール施設】

水中運動やスイミングの方法と理論、水泳用語辞典や全国のスポーツクラブ案内などのアクアフィットネスサイト

*

水温と運動

マウス画像 元のページに戻る

水中の熱伝導率は空中の熱伝導率の約27倍といわれますから,からだに水滴がついたまま陸上にいると,からだの熱が放熱によって奪われ,想像以上に寒く感じることがあります。また,水中でも水温と体温の間では熱が移動する対流が起こって,水温が低すぎるとからだの熱が奪われます。

国内の温水プールの水温は,30~32℃程度に保たれていますが,運動によって発生する熱と水温のバランスが悪いと寒く感じます。アクアエクササイズを行うプールの水温を運動の強度によって変えることはできませんから,水温に合わせて運動の負荷や強度を変えなければなりません。

欧米人は日本人に比べて寒いと感じる水温が1~2℃低いようですが,運動によってもからだの温度が上昇するので,適温と感じる水の温度は違ってきます。競泳などの激しい運動を行う場合は高くても30℃までにしないとうまく筋収縮ができなくなりますが,逆にアクアエクササイズでは30℃以上ないと運動によっては寒く感じることになります。

体温より低い水の中にいるだけで,体温調節作用が働き陸上にいる時より多くのエネルギーを発散します。水中では熱の放散を防ぐために皮膚や血管の収縮が起こり,体温の低下を防ぐために体内で熱の生産が行われ,血液の循環も促進されます。

35℃の水中で酸素消費量は最も少なくなるといわれています。そのためリラクゼーション効果も高く,リハビリや治療にも利用することができます。ただ,水の中にじっとしているだけでなく,水中で適度な運動をすることによって,低温の効果を倍増することができるのです。

[最終更新日] 2017/03/18
マウス画像 元のページに戻る