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水泳選手は他のアスリートより脂肪を意識してつけているの?

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Answers:「水泳選手は脂肪が多く,意識して脂肪をつけている」というレポートの内容が,競泳選手と何の競技の選手とを比較したものなのかわかりませんが,見た感じでは陸上の選手より競泳の選手の方がふっくらとしているという印象はあります。具体的過ぎるかもしれませんが,田島寧子(シドニーオリンピック個人メドレー銀メダリスト)と高橋直子(マラソン金メダリスト)を比較して,どちらの体脂肪が多いか見た目で判断するようなものです。

見た目丸い体形の田島さんの方が体脂肪が多いと思われますが,高橋さんは田島さんの太い筋肉より,細い筋(同じ陸上のハンマー投げの選手は,体重を移動しなくてもいい分だけ太い筋をつけられる)の方が効率良く走れるのです。高橋直子さんがオリンピックのあと,少しの間練習を休んでいた時期に,頬がふっくらとしたら「もう走れない」とか「人気が出て練習をしていない」などと雑誌に書かれたことがありました。このことは競技として限界までコンディショニングされた選手の外観で,運動そのものを比較してはいけないことを物語っています。

トドやアザラシは,身体を低温の海水から防衛する目的で体脂肪を蓄えるのでしょうが,人間が1日に6時間以上も水に入っていたとしても「水泳独特」と言えるほどの体形ができ上がるとは思えません。つまり,北の海に住む魚だから脂が乗っていのではなく,魚が暮らす個々の環境や活動の条件で体形が決まるのようなものです。水中と陸上ということを分けて考えても,スポーツの特性による脂肪燃焼効率の違いは極めて小さいと言えますが,水泳は常に体温より低い環境で練習するので,他の陸上スポーツより体脂肪が付きやすいと言えなくもありません。

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[最終更新日] 2017/07/11