からだの筋肉には、胃や腸などを形作っている平滑筋、心臓を動かしている心筋のほかに、骨格に付着して、身体を運動させる筋肉を骨格筋(こっかくきん)がある。
筋肉は、ひも状の筋が束になってできていて、この筋を筋繊維といいます。この筋繊維には、赤っぽい赤筋(遅筋)、白っぽい白筋(速筋)、中間の筋で構成されています。魚でいえば、赤身(赤筋)と白身(白筋)と考えれば良いでしょう。
赤筋はマグロのように、少ないエネルギーで長時間運動でき、白筋は鯛(たい)などのように、多量のエネルギー消費しても瞬発力に優れています。
このような色の違いは、毛細血管の数によります。白筋より毛細血管の数が多い赤筋は、細胞の隅々まで酸素を供給できるので、疲れにくいと思われます。