スキャモンの発育曲線は、ゼロ歳から20歳までの身体のそれぞれの発育割合を示した図。
発育過程における発育期と言っても、人間のからだの部分の成長には、時期によってその程度に大きな違いがあります。成長と発育を20歳のレベルを100%として、各体組織の発育を4つのパターンに分けてグラフ化したものが右の図です。
例えば神経の要素は、12歳でほぼ100パーセントに近くまで成長します。9~12歳には筋力よりも、さまざまな運動技術を身につけておかないと、将来の成長が期待できないことになります。
子供のころに覚えた水泳や自転車乗りなどの運動技術は、その後その機会がなくても、大人になって忘れることないということがこの図からもわかります。