理学療法士及び作業療法士法の第２条による「理学療法」とは、身体に障害のある者に対し、主としてその基本的動作能力の回復を図るため、治療体操その他の運動を行なわせ、及び電気刺激、マッサージ、温熱その他の物理的手段を加えること。
具体的には、治療体操や運動、マッサージ・電気刺激・温熱、水治療法（水流負荷訓練）などの物理的手段を用いて行う、運動機能の回復を目的とした医学的リハビリテーションのことをいいます。
理学療法士は国家資格で、疾病や外傷のために不自由になった患者さんの基本的身体運動機能(腕や足を曲げたり伸ばしたり、立ったり座ったり、歩いたり、走ったりなど様々な動作機能)を回復させ、速やかに社会生活を取り戻せるようにアドバイスする専門職です。
病後の障害が残った時に、社会生活を送るために住宅改造（手すり・浴室・トイレの改装・屋内の段差をなくすなど）・環境調整・在宅ケア（訪問リハビリ）などを行い、予防運動を取り入れ個々の患者さんに応じたリハビリプログラムを作成して、疾病の重度化の予防をし一日も早い社会生活への復帰を促します。
