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骨格筋の発達

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骨格筋は神経支配や働きも異なる,相性筋と緊張筋という二種類の筋線維から成り立っています。すばやい動きの主役が相性筋線維ならば,正確性や巧緻性を支えているのが緊張筋線維だということになります。言いかえればどのような状態でも,姿勢を保たせているのが緊張筋線維で,それに動きをあたえているのが相性筋線維です。

したがって,動作に対する抵抗が大きくなれば,緊張筋線維の働きが大きくなり,抵抗が小さい時ほど相性筋の動きが強くなります。地上で常に体重という大きな負荷がかかっている下半身の筋肉は,緊張筋線維がよ<発達しているのに対し,動きの自由な腕の筋肉では相性筋線維が発達していると考えられます。

陸上を走った時の足は,着地と蹴る瞬間だけに緊張筋に負荷がかかり,空中で脚が動いている時は,主に相性筋が働きます。これに対し泳いでいるときは,どんな関節角度でも水の抵抗があるわけですから,緊張筋線維が連続的に興奮していると考えられます。その点腕はまったく対照的で,走る時に緊張筋はほとんど働かないのに対して,泳いでいるときは常にその働きが要求されていると言っても良いでしょう。

そもそも緊張筋線維が関心を集めているのは,スポーツ技術における役割もさることながら,大脳に対する役割の重要性にあります。相性筋線維は大脳によって働かされるだけなのに対し,緊張筋線維は脳細胞の老化を防ぐための栄養情報を出していると考えられるからなのです。

このように大脳に対する影響を重視すると,緊張筋が注目されることになりますが,血管の若々しさを保つためのエネルギー代謝に焦点を合わせれば,相性筋のほうがはるかに強力な働きをします。したがってからだ全体としての健康を考えると,どちらも大切であるということになります。

言いかえれば緊張筋と相性筋の両線維を充分に働かせることのできる運動こそ,健康保持のもっとも理想的なスポーツといえるわけですから,その最たるものは泳ぐことであるといえるでしょう。

[最終更新日] 2017/03/18
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