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呼吸機能を高める

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運動によって激しくエネルギーが消費される時は,それだけたくさんの酸素が必要になり,それと同時に多量の二酸化炭素がつくり出されます。その結果,必然的に呼吸が促進されますが,水泳の場合は口や鼻が水でふさがれているので,限られた短時間にすばやい呼吸が必要となります。

そのすばやい呼吸をするためには,呼吸筋が強くなければなりません。横隔膜を下げて胸廓を広げて息を吸うのですが,日常的な呼吸は自律反射的で,目ざめているときでも呼吸をしているという意識がないのが普通です。そのため呼吸筋は,心臓や胃腸のような平滑筋(不随意筋)だと思いがちですが,実際には手や足を動かす筋肉とまったく同じ骨格筋なのです。

したがって,運動をまったくしない安静な生活をしていて,激しい呼吸などまったくしない人は,だんだん呼吸筋が衰えてしまいます。軽く咳をしただけでも,胸が痛くなってしまうような人や,たまに運動すると息苦しいという以上に胸が痛くなるようであれば,明らかに呼吸筋が弱くなっています。

走っても呼吸筋が鍛えられますが,水の中で運動したり,泳ぐほうが水の抵抗があるという意味で効果が大きと言えます。喘息患者に水泳が推奨されるのは,このように呼吸筋を強くできるからです。喘息の本質そのものがはっきりわからないために,原因がわかって治療することはできないのですが,息をはき出す時に苦しいという気管支喘息患者に対しては,呼吸筋を強くするという対症療法が良いと言われています。

その呼吸筋の強さは,肺活量計で測った肺活量で判断してはいけません。呼吸筋が強いというのは,1秒間にどれだけの量を吐き出せるかが重要です。呼吸筋が老化して最後まで吐き出せないようであれば,呼吸筋を強化して,筋の張力が低下するのを防ぐ必要があります。

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[最終更新日] 2017/03/18

 - 身体機能の強化