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脳科学で効果が実証された「マインドフルネス」

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前頭葉を活性化させる「瞑想や座禅、マインドフルネス」

マインドフルネスは、1979年にアメリカの精神科医ジョン・カバットジン博士によって提唱された、ストレス緩和法です。彼は禅やヨーガの瞑想を体験してその効果を実感し、これを医療の現場に導入し、うつ病や不安症の原因となり得るストレスを、マインドフルネスで軽減させ、症状を緩和させることに成功したのです。

禅に影響を受けた外国人として有名なのは、アップルの創業者スティーブ・ジョブズ氏でしょう。マインドフルネスによって、気持ちが落ち着くだけでなく、免疫機能が上がったことも科学的に示され、宗教色をなくしたことによって、グーグルでは、マインドフルネスについて学び、実践する人が5万人いる社員のうち5000人、じつに10人に1人が実践するほどになっています。

大脳辺縁系の偏桃体(好き嫌いなどに関わる部分)の異常興奮は、前頭葉を活性化することで抑えることができることがわかっています。活性方法としては「今、この場だけを感じる」トレーニングが有効です。瞑想や座禅、マインドフルネスなどを行うと情報が整理され、脳がすっきりします。

瞑想

禅とマインドフルネスはどう違うのか

このように、「ストレス軽減」「集中力アップ」「自律神経回復」などの効果が実証され、アメリカではグーグルをはじめフェイスブックやインテル、マッキンゼーといった企業のほか、政府機関の研修や小学校などの教育機関でもマインドフルネスは積極的に取り入れられています。

このように名だたるグローバル企業で実践されていることが知られているマインドフルネスで、不安な気持ちが解消されたり、身体が健康になったりするということが、効果が科学的に証明されることも、多くの人が興味を持ち、実践してみようと思うきっかけになることは良いことですが、マインドフルネスは禅とはどう違いのでしょうか。瞑想するということは同じであっても、その本質は全く異なるものであると言います。

マインドフルネスのようにただ、効果があるからやろうというのは「見返りを求める」考え方ですが、運動して「痩せたい」とか「血圧を下げたい」という目的で水泳を始めたりすることは、ご利益を求めることです。マインドフルネスをすることで「脳を活性化させたい」と思うこともこれに当たります。

ところが禅はご利益を目的にするものではありません。つまり、瞑想をすること自体が目的であり動機なのです。

マインドフルネスのやりかた

方法は瞑想や禅と区別はありません。時間は5分から10分程度、アラームなどをセットしておくと終了が分かっていいでしょう。

  • 背筋を伸ばしてイスに座るか、座布団などを二つ折りした上に胡坐をかきます。
  • 足を肩幅に開き、肩の力を抜き手を前で組むか左右の膝の上に載せます。(手の形はどんな形でも構いません)
  • 視線を斜め前に落とすか目を閉じます。
  • 自然に呼吸し、注意を呼吸に向けます。(1,2,3で息を吸って、4でいったん息を止め、5~12くらいまで同じテンポで息を吐きます)

マインドフルネスをしている間に何か頭に浮かんだら、とにかく意識を呼吸に集中します。息を吸うときは胸郭を上げて、吐くときは速くならないように自然にゆっくり吐いていき、できれば丹田(おへその下あたり)に息を落とし込むようにする良いのですが、最初から無理に意識してやる必要はありません。

陸上での呼吸を意識することで、水中との違いがはっきり分かります。陸上では胸郭を意識して下げなくても息が吐けるのとは逆に、水中では意識して吐かないと息は吐けないことが分かります。

[最終更新日] 2017/12/12
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