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健康チェック

心臓病(しんぞうびょう)

必要以上の安静はかえって心臓病にとって有害だ,といわれるようになりました。ヂフテリアなど簡単には運動許可が出ない場合もありますが,心臓弁膜症のような場合は,手術適応の可否や,代償能力の程度などから,運動処方が許可される場合があります。虚血性心疾患は増加していることもあり,どのような運動をさせるべきか問題のあるところです。もちろん程度が悪ければ,安静にしなければなりませんが,発作も起こらなくなって相当期間経過していて,医師の許可が出れば,いくつか条件を設定して運動することは可能です。

そこで泳ぐ場合は,以下のように設定してみました。

  • 水温28℃以上。
  • 最初はゆっくりで,途中でも激しい動きをしない。
  • 少しでも息苦しさを感じてはいけない。
  • 少しでも気分が悪い,胸に痛みを感じたりするような時は直ちに中止し,速やかに医師の診察を受ける。
  • 異常がない場合でも,心拍数は120/分以下で泳ぐ。
  • 距離または時間は相当長くしてもよい。しかし泳げる人でも800メートルぐらい泳いだら休憩をとる。
[更新日]2017/02/25