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バタフライのプル

バタフライのプルで陥りやすい欠点

プルがワイドすぎて、入水後に手が外側へ大きく開きすぎると、キーホールの最初の円がストロークの大半を占めてしまい、その後のフォロースルーが小さくなった分だけ、加速が加わらなくなります。

逆に最初の円が小さかったり狭すぎると、キックのタイミングにも影響が出たり、スカーリングの効果が得られなくなってしまい、推進力が減少してしまいます。

外側への適度なスカーリングができれてキックのタイミングが合えば、内側へのスカーリングは容易で、左右の指先が触れるくらいにまで描きこむことができます。ここまででしっかり水を抱え込むことができれば、最後の段階へ効果的な影響を与えることができます。

内側へスカーリングをするとき、肘を高く保ったまま指先から抱え込むように描きこまないと、キーホールプルでなくなり、直線的なプルパターンになってしまいます。ストレートなプルパターンは1キックのバタフライのタイミングであり、2キックのバタフライのタイミングは、このキーホールが上手くできるかどうかにかかっています。

[更新日]2017/09/08