アクアエクササイズとスイミング 水泳用語辞典 スイミングテクニック スポーツクラブと室内プール

水中運動の方法と理論

アクアウォーキングとアクアジョギングの違い

スポーツクラブや指導者によっては「アクアエクササイズ」を「水中エアロ」「アクアサイズ」「アクアビクス」など様々ないい方をします。運動の名称をいろいろ言いかえるのは良いとしても「ウォーキング」や「ジョギング」といった場合は,歩くのと走るのとでは基本的に動作や内容が異なるわけですから,運動のやり方として明確に区別しておく必要があります。

ジョギングは歩幅が比較的小さく,進行方向へ身体を少し倒しながら,足の裏でプール底面を蹴って進みます。身体全体が上下動するステップ動作があり,ウォーキングがどちらかの足が固体(プールの底)に接してるのに比べて,ジョギングは両足のいずれも固体に接していない状態の時があります。

ウォーキングはジョギングに比べて歩幅は広く,前進するのに身体を傾斜させることが少なく,腕を水中で動かすことによって前進させます。足の動きはかかとから固体に着地し,足の裏が着いてからかかとが離れ,最後につま先が離れます。

つま先が離れる時に,足の指で固体を蹴ることで身体の重心を移動させます。足を進行方向に出すときに,プールの底を滑るように出せば,身体の上下動が殆どなく,水平に体を前進させることができます。

[更新日]2017/04/11