ストローク・メカニクス
背泳ぎ
背泳ぎは、英語でバッククロール(Back Crawl)と呼ばれるくらい、クロールに似たような泳ぎで、クロールを仰向けにしたような泳ぎです。
常に顔が水面上に出ているので、クロールに比べ呼吸は楽に行えますので、初心者が最初に覚える泳ぎに適しています。
ただし、進行方向が見えにくいので、方向がつかみにくいという欠点もあります。
呼吸の要領
呼吸をする側の手のプルが終わるときに息を一気に吐き、同時に反動で吸いますが、その時口は十分に水面上に出ていなければなりません。
しかし、前述したように意識して水上に出す必要はありません。通常泳いでいれば、頭部にぶつかった水は盛り上がり、首筋にかけてくぼみます。
丁度そのくぼみの位置が水面より低くなり、その位置に口がきますから、口はそれほど意識しなくても水面上に出ることになります。
1サイクル(左右1ストローク)に一回の割に行うクロールの呼吸では、顔が水に戻った後少し呼気を行いますが、バイ・ラティラル・ブリージング(左右交互呼吸)では、呼吸後に顔を水中に戻しても息を吐かないで続けます。
このことは、呼吸機能の強化と訓練に役立つばかりでなく、ストロークメカニズムの向上にも一役買うものと思います。
呼吸の順序
クロールに限らず、水泳の呼吸はリズミ力ルに行われなければなりません。
そして、ス卜ロークのどの時点においても、息をこらえるべきではありませんが、息を楽にするためにはちょっとした工夫も必要です。
呼吸は片方の肩が上方に回りながら顔を横に向け始めます。このとき天井を向くほど、意識して顔を水上に出す必要はありません。
水面に対して両肩の線が45度近くになったら、鼻と口の周りの水を飛ばすつもりで、水面近くで息を強く吐き、その反動で一気に息を吸います。
水を飛ばす要領は、片手で手と口を覆って強く息を吐いた時に、空気圧を感じる範囲の水を飛ばすつもりがいいでしょう。
身体が息を吸ったあとは、肩の線が水平に戻るのに合わせて、顔を水中に戻します。
顔が水中に戻ったあと、手が呼吸した側の入水し、肩の線を通過するまでの間、鼻と口から息を少し吐きます。
しかし、手が肩の線を通過した後も息を吐き続けると、苦しくなりますから注意してください。

